龍泉洞のみどころ

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日本三大鍾乳洞 国の天然記念物

■日本三大鍾乳洞 国の天然記念物

龍泉洞は、山口県の「秋芳洞」、高知県の「龍河洞」と並んで、日本三大鍾乳洞の一つに挙げられています。
初代ケイビング協会の山内浩さんが力を入れて調査した鍾乳洞がこの3つだったのでその様に呼ばれるようになりました。
また昭和13年12月14日に、「岩泉湧窟及びコウモリ」として史跡名勝天然記念物に指定されました。


冬キレイ

■冬キレイ

地底湖には一番きれいに見える時期があります。
雨が降らず、水量が安定している冬の時期です。
雨が多く降ったり、雪解け水の量が多くなるなどして地底湖の水が増水してしまった時、その影響で水流が強くなり、地底湖に沈んでいるシルトという白い細かい粒子の堆積物が舞い上がり、濁ったように見えてしまいます。
また冬は地表が凍る事で上から落ちる雫がなくなる為、波紋によって起こってしまう水面の揺らぎが落ち着く事で、さらに透過性が高まります。
こういった理由から、どこが水面か分からなくなるほど透明度の高い地底湖をご覧いただけるのは、実は冬なんです。


ハートスポット

■ハートスポット

観光コースのルートでは、月宮殿は行きと帰りと2回通ることとなります。
帰る際の方向から眺めると、岩の重なりで空間がハートに見える場所があります。
※一方通行の際は行きの一回しか通りません。
守り獅子付近に立ち、亀岩の方向を見てみるとちょっと左に傾いたハートが現れるので探してみて下さい!


コウモリ冬眠

■コウモリ冬眠

洞内には「キクガシラコウモリ」「コキクガシラコウモリ」「モモジロコウモリ」「テングコウモリ」「ウサギコウモリ」の5種類のコウモリが生息しています。  前の二種類は一年中洞内で生活しており、他の三種類は夏場は森の中で生活し、冬になると龍泉洞の中で生活をし始めます。
コウモリは夜行性なので日中に見る事はなかなかできませんが、冬になると冬眠し、観光通路からすぐ見える場所にとまっています。  目が慣れないうちは探すのが大変かもしれませんが、慣れてくるとあらびっくり!! 頭のすぐ上に止まっていることもしばしばあります。
触れるくらいのところで冬眠をしているコウモリですが、触ったり光を当てたりすると目を覚ましてしまいますので、見つけてもそっとしておいてくださいね。


ワインセラー

■ワインセラー

観光ルートには、往路と復路が重なる地点がいくつかあります。
繁忙期になるとかなり多くのお客様にお越しいただけるため、洞窟内で渋滞が発生する事があります。その対策として、洞内の観光ルートがすべて一方通行となるように、折り返し地点の近くにある臨時のトンネル出口を開放します。
そのトンネルにはワインセラーが何台か置いてあり、そこには岩泉町のやまぶどうを使用したワインが貯蔵されています。
龍泉洞は洞内の温度が一年中一定していることからワインを貯蔵するのに適しているのです。
このワインは、中に龍泉洞のある山「宇霊羅(うれいら)山」から名前を取り、「宇霊羅ワイン」と名付けられています。


増水

■増水

地底湖を経て龍泉洞内を流れる水の量は、常に一定なわけではありません。
季節や天候によって大きく左右されます。  特に雪解けの時期や、梅雨や台風時に雨が多く降った場合は、遠く離れた龍泉洞の水の水源地から流れてくる水と、龍泉洞の真上の地表からしみ込んで落ちてくる水滴が同時に増え、増水してしまいます。
そうそうあることではないですが、あまりにも水の量が多くなると、観光通路まであふれ出てしまい、水量が落ち着くまで閉洞することもあります。
増水すると、しばらくの間地底湖が水流によるゆがみやシルトと呼ばれる白く細かい粒子状の堆積物により濁ったように見えてしまうことがあります。  しかし、その分、水で濡れた鍾乳石はいつもよりみずみずしく輝いてきれいにご覧いただけます。


町民の水瓶

■町民の水瓶

実は岩泉町の龍泉洞周辺地域の水道をひねると龍泉洞の水が出てきます。
「龍泉洞の水」は商品としても販売されていますが、全く同じものを生活の水として使用しています。


地底湖ライトの掃除

■地底湖ライトの掃除

水の透明度をより際立たせるため、地底湖には水中ライトを入れています。
2011年には自然により優しくということで全ての照明をLEDに変えました。
それまでは、ライトの熱により、ライト自身や光の当たっている洞壁に頻繁に藻が発生していました。 LEDに変える事でかなり藻の発生は抑えられていますが、それでも一カ月もすると少しずつ藻が発生し出すので、月に一度は龍泉洞スタッフが地底湖にボートを浮かべ、水中ライトを引き上げ、掃除をしているのです。


未公開部

■未公開部

洞内観光ルートとして公開しているのは700mです。
実は龍泉洞は現在も洞内の全貌を明かすべく調査が続けられており、確認されている長さは3,600mもあります。 しかしながら、調査の結果で全長は5,000m以上あるのではないかと推定されています。
今現在公開されているルートは、全長のほんの一部なんです。
このとおり全長もまだまだ未開の部分はありますが、上層部にも鍾乳石群が広がる未公開の空間がいくつも存在します。代表的なものだと、真っ白な鍾乳石群が広がる「水晶宮」、現在公開している「白亜の議事堂」の上に広がる「白亜宮」です。
「水晶宮」は観光洞になる前は「煙突穴」と呼ばれ、当時の探検者は40mもある細い傾斜をカンテラを持ち、暗い中命綱もなく手足のみで登っていたそうです。


潜水調査

■潜水調査

ケイバーによる洞内の陸上調査に加え、洞窟の水中専門のダイバーが公開している地底湖はもちろんの事、その奥につながる未公開部分などの調査を行っています。
この潜水調査は大変に大がかりなもので、かつ地底湖というせまい空間での潜水が大変難易度が高いことから、一年に一回ほどしか行いません。その年によって日程と時間には違いがありますが、営業時間内に行う年もあり、居合わせたお客様たちには大変喜ばれています。


三角岩

■三角岩

龍泉洞の洞内の増水で閉洞になるかどうか、洞窟の外にいながらにして判断する目安にしている岩が、入り口近くの川にあります。
岩の形が三角形なので「三角岩」と呼んでいますが、その岩の頭が水面下に隠れた時、洞内では観光通路が冠水する位までの水量になっています。


逸話  「龍泉洞の起源伝説」

■逸話  「龍泉洞の起源伝説」

ずーっと昔のこと、あるとき、いきなり宇霊羅山(うれいらさん)の麓の辺りから、
シュー、シュー、シューと変な音が聞こえだしました。
さて、これは何の音かと、みんなが大変驚きました。
~中略~
そうして最後に、シューッ、シューッ、シューウウウウッと特別に
大きな音と一緒に、岩山を割って、大きな龍蛇がとび抜けたのです。
龍蛇はたちまち天にかけ昇って見えなくなってしまいました。
すると、龍蛇のとび抜けたあとから、美しい泉がこんこんと湧きだしました。
泉は冷たい水で、飲んでみると、とってもおいしい。みんなが大変喜びました。
こうして龍泉洞ができたのです~
≪河童を見た人びと〈高橋貞子著〉≫


オ穴・メ穴

■オ穴・メ穴

龍泉洞の昔の入口に清水川明神さまがまつられています。
昔、ここの岩壁に「オ穴」、「メ穴」と呼ぶ二つの岩穴がありました。
恋の成就をねがう若い男女が密かに明神さまに詣でたあと、岩穴に小石を投げ込みました。
男はメ穴に、女はオ穴に小石を投げ込んで恋の占いをしたと伝えています。
ちなみに「龍泉洞地底湖の水は子宝に恵まれる水」とたたえられていたことも書き加えて置きましょう。
≪河童を見た人びと〈高橋貞子著〉≫


浅田次郎

■浅田次郎

作家の浅田次郎氏の著書の中で「龍泉洞の水」と出てくる箇所がある。
著書:ハッピー・リタイアメント
●第13章内 抜粋ただちに起床すると、まずキッチンに走って一リットルのミネラル・ウォーターを牛飲する。
銘柄はかのルルドの泉と成分が酷似しているといわれる「日田天領水」、およびモンドセレクションにおいて金賞を受賞し続けている、つまりビックリするほどうまい「龍泉洞の水」の二種ブレンドである。