龍泉新洞科学館のみどころ

龍泉洞は昭和42年、県道拡幅工事に発見されました。
かつては龍泉洞とひと続きの洞穴でしたが、龍泉洞の前の清水川が大地を削り、今では川を挟んで両岸に位置しています。
この洞穴は鍾乳洞がよく発達している事や水流の痕跡が残っていて学術的に貴重な事から、龍泉新洞科学館として公開しています。
洞窟そのままを科学館とした、世界で初めての自然洞穴科学館です。

龍泉新洞科学館のみどころ
①改札

①改札

ここが改札です。龍泉洞の窓口で購入したチケットを、こちらでご提示ください。

②入り口

②入り口

こちらが入口です。長いくだり廊下を行くと龍泉新洞科学館のはじまりです。

③チャート

③チャート

チャートとは、砂や泥や生物の死骸が堆積してできた堆積岩の一種です。龍泉洞周辺は石灰岩とチャートとの互層からできており、水に溶けにくいチャートの部分が残ってコブ状や板状の突起を作っています。

④石柱 計測中

④石柱 計測中

下からタケノコのように伸びる石筍と、上からつららの様に伸びるつらら石が長い年月をかけて繋がり、石柱となります。ここでは、将来石柱となりえる石の状態を計測しています。

⑤石筍の群れ

⑤石筍の群れ

この辺りにはたくさんの石筍があり、鍾乳洞らしい光景が広がっています。

⑥龍泉新洞原人

⑥龍泉新洞原人

原始人の生活の痕跡が、多数見つかっています。ここでは、洞窟で風雨をしのいだ原始生活の様子をわかりやすく展示しています。

⑦通路横の水場

⑦通路横の水場

順路を進んで左手に、光で照らされた水面がまるで鏡のように見える場所があります。きれいな水が生み出す不思議な顔色をご堪能ください。

⑧研究銅

⑧研究銅

学術的に貴重なこの洞穴を自然の状態で後世に残すために、鍾乳石に富む洞穴の奥を立ち入り禁止にして、保護しています。

龍泉新洞科学館の住人達 歴史を語るものたち

流礫棚

流礫棚

「流礫棚」は洞床が干上がってフローストーンが洞床の礫を覆った後、再び水が流れ出し、礫の部分だけ流されてしまってできたものです。ですので、流礫棚の下面を覗くと、取りこまれた礫が残っているのを確認できます。

ストロー

ストロー

ストローは天井の小さな水のしみ出し口から成長しています。炭酸カルシウムの薄い結晶が管を作っています。

ケイブパール

ケイブパール

天井から常に水滴が落ちているような、浅い水溜まりの中にできる変わった鍾乳石。1㎜~3cm位の表面のつるつるした白い玉で、「ケイブパール」と呼ばれています。雪だるまのように転がって成長すると考えられています。

ヘリクタイト

ヘリクタイト

ヘリクタイトとは、ギリシャ語で「ねじれ」を意味します。つらら石の表面から横に小枝のように突き出した、鍾乳石の中でも特に珍しい物です。その形は、鍾乳石によって様々ですが、、長くても10センチメートル程度の小さい物です。

ベーコン

ベーコン

斜めの壁を雫が伝い、それが元で形成される鍾乳石がベーコンと呼ばれる鍾乳石です。流れ伝う時の成分の違いによって色の層ができ、まさにそれがベーコンの様である事から名付けられました。同じ形成のしかたの板状の鍾乳石で、カーテンと呼ばれるものもあります。

龍泉新洞科学館の住人達 今を生きるものたち

新洞原人

新洞原人

この洞穴からは、大昔の動物の骨や骨で作ったクシや縄文時代の土器や石器がたくさん見つかっています。これは昔、原始人がこの洞穴に住んでいたことを物語っています。原始人は、風雨や寒さから身を守る天然の住居として、水の便の良いこのような洞穴を利用していたのです。

ヘラジカ

ヘラジカ

ヘラジカは、現在もシベリアなど北方に生息する草食哺乳類です。ヘラジカはマンモスなどとともに、海水面が低下した氷河期に陸続きになったアジア大陸から日本列島にやってきたことが知られていますが、その後、日本列島からは姿を消してしまいました。「今を生きる」で紹介していますが、もちろん今は龍泉新洞には生息していません。

古の龍泉新洞科学館

龍泉新洞科学館オープン

龍泉新洞科学館オープン

昭和50年に龍泉新洞科学館はオープンしました。龍泉洞よりあとから見つかったことから『新洞』と名付けられました。

発掘調査

発掘調査

昭和43年には岩泉高校の郷土研究部員によって発見された龍泉新洞遺跡の発掘調査が新洞遺跡調査団によって行われました。出土した遺物は、縄文時代早期に属する無紋土器と石器や骨針などが発見され、擦切磨製石斧の類例は、我が国の発掘例では最古と言われています。

龍泉新洞科学館ツウ情報

研究洞

研究洞

学術的に貴重なこの洞穴を自然の状態で後世に残すために、鍾乳石に富む洞穴の奥を立ち入り禁止にして、保護しています。

水がつながっている

水がつながっている

調査により、龍泉洞の水が龍泉洞の前を流れる清水川のさらに地下を通り、龍泉新洞科学館に流れ出る流路があることがわかりました。 龍泉洞の亀岩付近から龍泉新洞の泉まで、およそ50分で到達します。 龍泉新洞からさらに先はどこに向かうのか、入浴剤と同じ色の物を入れて実験調査しましたが、近所の工場の地下水に出てしまい、そこから先は現在も謎のままです。

世界初

世界初

洞窟内部に、ここで出土した土器や石器や学術標本を展示しています。洞窟をそのまま科学館とした、世界で初の自然洞穴科学館です。

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